2018年9月15日土曜日

伊那市市民の森で昆虫の採集・観察会を実施

バッタの体の仕組みを観察
「平成30年度昆虫の採集・観察会」


平成30年9月15日(土)の午前9時から,伊那市市民の森の鳩吹公園にあるポッポ館において昆虫の採集・観察会を実施しました.この観察会はミヤマシジミ研究会と伊那市が主催して平成23年から毎年開催しているもので今年で8年目になります.

当日は朝からあいにくの雨で,野外に出て昆虫採集と観察ができないので,ポッポ館で「昆虫の体の仕組みとオリジナル昆虫缶バッチ作り」のプログラムを行いました.
帝京科学大学の江田慧子先生とミヤマシジミ研究会会長の中村寛志信州大学名誉教授の指導で,以下の学習を行いました.

 *採集したチョウを入れる三角紙の作り方
 *スライドを使った昆虫クイズ


子供たちは熱心にクイズに参加
指導は帝京科学大学の江田慧子先生


昆虫の名前当てクイズ.むつかしい問題にもかかわらず
10問中8問正解の参加者もいた

 バッタの体の仕組みを観察してスケッチ
   この日観察したバッタはクルマバッタモドキとヒナバッタ


クルマバッタモドキの見分け方を説明する
中村寛志会長

はじめてバッタの体を触ってしっかり観察

このバッタをスケッチしようよ!
一番うまくスケッチができました.
教授から「秀」の評価と景品をもらいました.
 *オリジナル昆虫缶バッチ作り


缶バッチつくりは力がいるね

オリジナルの缶バッチ出来ました!

21名の参加者は,はじめてバッタを触ってまじかで見る子もいて,みんな昆虫教室を楽しみながら昆虫の勉強を行いました.

サポートしてくれた信州大学農学部の学生さん

柿木課長さんをはじめ伊那市耕地林務課の皆さんが
教室の準備をしていただきました

2018年9月3日月曜日

伊那西小学校3年生がミヤマシジミ観察

本日,ミヤマシジミ研究会の岡村会員と中村会長の案内で,伊那西小学校3年生が近くの伊那霊園のミヤマシジミ生息地でミヤマシジミの成虫と幼虫の観察を行いました.これは7月にミヤマシジミ研究会と伊那市がますみヶ丘で開催した昆虫教室に伊那西小の千賀先生が参加されたのをきっかけに,子度たちの環境教育の一環として,校内にコマツナギを植えてミヤマシジミを育てようというプランの手始めに実施されました.


ミヤマシジミ幼虫とアリ
慣れてくると子供たちも自分で発見できるようになりました


コマツナギの中を飛ぶ
ミヤマシジミを観察
熱心にスケッチ


始めてミヤマシジミをみた子供たちは,たくさん飛んでいるミヤマシジミに感動,スケッチをしたり,オスとメスの羽の色の違いを観察したり有意義な授業となりました.これを機会にミヤマシジミを知ってもらえるといいですね.

今日は雨上がりでしたが,約50個体ほどのミヤマシジミ成虫が
子供たちを出迎えてくれました