2016年9月2日金曜日

荒神山ミヤマシジミ講演会と観察会

ミヤマシジミが舞う荒神山をめざして
観察会参加者みんなで記念撮影


ミヤマシジミ研究会と辰野いきものネットワークが主催して,平成28年8月28日(日)に「荒神山ミヤマシジミ講演会と観察会」を開催しました.
 
辰野町荒神山には絶滅危惧種のミヤマシジミが生息しています.

平成27年度に荒神山の農業用ため池「たつの海」の堤を改修する際に,辰野いきものネットワークではミヤマシジミの食草であるコマツナギを約300本植栽したところ,今年に入ってミヤマシジミが対岸から移動してきて定着しているのが確認されました.
 
帝京科学大学の江田慧子専任講師の講演
このコマツナギ移植には,辰野いきものネットワーク,辰野中学校,ミヤマシジミ研究会,信州生物多様性ネットきずな,信州大学農学部が共同で実施,また絶滅危惧種の保全の観点から改修工事では辰野町や上伊那地方事務所にもご協力いただきました.

今回は,このコマツナギ植栽プロジェクトの成功を受け,ミヤマシジミが舞う荒神山をめざして講演会と観察会を企画しました.

当日は午前10時から講演会が開会され,中村寛志ミヤマシジミ研究会会長,加島範久辰野町長,片山亘浩上伊那地方事務所農地整備課防災係長の挨拶に引き続いて,「伊那谷のミヤマシジミと遺伝子解析」と題して帝京科学大学の江田慧子専任講師の講演が行われた.

約50名が参加
また辰野いきものネットワークの土田秀美会長から荒神山のミヤマシジミ保護活動の経過説明が行われた.

その後,たつの海の堤へ移動して辰野いきものネットワークの小野章氏の解説で,元気に飛び交うミヤマシジミを観察した.

約50名の参加者はコマツナギの花で吸蜜しているところや交尾しているミヤマシジミをカメラに収めて楽しんだ.最後にみんなで記念撮影をして閉会となった.

このイベントを通して,ご参加の皆様方には,ミヤマシジミという絶滅危惧のチョウをよく知っていただくとともに,保全・保護活動へのが理解がいただけたことと思います.

ミヤマシジミを撮影
たつの海の改修された堤で観察会


  
   
当日のパンフレット







下記の団体からご協力いただきました.


信州生物多様性ネットきずな,長野県,辰野町教育委員会,ミヤマ株式会社,帝京科学大学, たつの新聞,長野日報


このイベントはYahooニュースにもアップされています.こちらからご覧ください.

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160831-00000002-wordleafv-soci








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