2017年6月5日月曜日

韓国のシナガワハギ食のミヤマシジミ 信州昆虫学会誌 (New Entomologist) に掲載

日本のミヤマシジミの食草はコマツナギであるが(注:日本でもシロバナシナガワハギ食のミヤマシジミが報告されている.田下ら,2013),韓国ではノハラクサフジ(高橋,2007)やツルフジバカマ(Kim st al, 2012)とされていた.
シナガワハギで吸蜜中のミヤマ
シジミ 韓国河南市ミサリ
ミヤマシジミ研究会の江田・中村は,韓国の研究者の李さんと柳さんと共同でミヤマシジミの食草を韓国で調査して,今まで知られていなかったシナガワハギ食の個体群を韓国河南市ミサリの漢江河原で発見.その論文が2017年4月発行の信州昆虫学会誌(New Entomologist)に掲載された.




信州昆虫学会誌(New Entomologist 66巻) 
2017年4月掲載の論文の一部

ノハラクサフジで発見されたミヤマシジミの幼虫
韓国カピョン郡
調査中の柳さん,李さん,江田研究会事務局長
ソウル菖蒲園に植栽されていたコマツナギ
日本産のコマツナギより大きい

日本では外来種問題になっているホソオチョウ