2018年8月27日月曜日

多くの人が参加した観察会!

恒例のミヤマシジミ観察会記念撮影
2018年8月25日 辰野町荒神山
前日は台風20号の影響で雨風が強くて心配していましたが,無事に辰野町荒神山でミヤマシジミ観察会を開催できました.辰野パークセンター・シアタールームにおいて,土田秀実辰野生きものネット会長の挨拶に続いて,ミヤマシジミ研究会の中村寛志会長の講演「辰野町のミヤマシジミの変遷」と田淵行男記念館の中田信好氏の写真指導「昆虫の写真を撮ろう」の話があり,41名の参加者は熱心に聞き入っていました.


土田会長の挨拶







熱心に講演を聞いている参加者




















続いて「たつの海」の周りの生息地で,第3化目のミヤマシジミ成虫を観察しました.曇り空にもかかわらず,約30個体ほどの成虫がコマツナギの周りを飛び交っていました.


フェンス越しに植栽されたコマツナギの上を飛ぶ
ミヤマシジミを観察できる















ユウガギクで吸蜜するメス
コマツナギの上を飛び交うオス













一時は絶滅しかけた荒神山の個体群がここまで回復したのも地域の皆さん方の保護活動が実を結んだといえます.辰野町の唯一の生息地をしっかり守っていきたいものです.

2018年8月16日木曜日

伊那谷のミヤマシジミ(3化成虫)

ミヤマシジミ3化目のオス ますみヶ丘保護区8月11日


3化のオス 
三峰川保護区 8/11
今年は,7月末から猛暑つづきで人間のほうはバテ気味でしたが,伊那谷のミヤマシジミは元気に乗り越えて第3化の成虫が発生していますので報告いたします.三峰川とますみヶ丘の生息地では8月11日に新鮮なオスを見ることができました.ちなみに昨年は8月16日に3化のオスを確認しています.

岡村裕会員の報告です.(8月12日)
伊那市細ケ谷のミヤマシジミ保護区を見回ってきました。
酷暑の中でしたが、約30個体が元気に舞っていて、3組のカップリングも視認しました。

細ケ谷のミヤマシジミ保護区 8/12(岡村撮影)
伊那市細ヶ谷の保護区は,2014年に岡村会員と当時の信州大学農学部AFC昆虫生態学研究室の学生たちが,コマツナギを植栽して環境整備した保護区です.ここのミヤマシジミ個体群は当初はほんのわずかでしたが,4年間で周辺に拡大するほどになりました.

わずかに生息していた細ヶ谷のミヤマシジミ 
2014/6/26
生息地を整備して保護区の看板を設置
伊那市細ヶ谷 2016/6/26


2018年8月9日木曜日

荒神山に舞うミヤマシジミの観察会 


猛暑が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
荒神山に生息する貴重種のミヤマシジミは,生息地の草刈り,チョウの見守りなど皆様の多大なご協力をいただき,生息環境もかなり良くなり多くの成虫を見ることができるようになりました。
 つきましてはミヤマシジミの3回目の発生にあわせ観察会を計画しました。暑い中でも元気に飛ぶ涼しげな青いチョウを見てみませんか。

 日時  8月25日(土)午前930分~1130
 会場  辰野パークセンター・シアタールーム(集合場所)
 内容  講演「辰野町のミヤマシジミの変遷」  
       中村寛志氏(信州大学名誉教授)
     写真指導「昆虫の写真を撮ろう」
       中田信好氏(田淵行男記念館学芸員)
     ミヤマシジミ観察
       遊歩道及びたつの海南側の改修堰堤へ移動


      
  予約、参加費は不要です。
  参加された方には記念ストラップを差し上げます。

問い合わせ先:
辰野いきものネットワーク(土田秀実) 〒399-0511辰野町横川2132
TEL 090-5583-1794       Emal:hidemi@po32.lcv.ne.jp
ミヤマシジミ研究会(中村寛志)  〒3994511長野県上伊那郡南箕輪村8021-8
TEL 090-3558-5472     Email:insect2@shnshu-u.ac.jp