2017年9月2日土曜日

平成29年第2回ますみヶ丘昆虫の採集・観察会 

 市民の森林づくりを進めている「ますみヶ丘平地林」では,珍しい昆虫や植物が生息しています.ミヤマシジミ研究会と伊那市では,この森の多様な生き物を子供たちに知ってもらうため毎年,親子で参加する昆虫採集・観察会を実施しています.

ますみヶ丘のミヤマシジミ保護区で第3化目の成虫や
アリと一緒にいる幼虫を観察.オスとメスの違いを学習.

 平成29年は,7月22日につづいて,9月2日(土)に第2回目の昆虫採集・観察会を行いました.今回は昆虫の採集の後、昆虫の体の仕組みの観察と,ビンゴゲームでますみヶ丘に生息するチョウを学習,さらに自分たちでチョウの缶バッチづくりをしました.

鳩吹公園でトンボやチョウを追いかける子供たち
採集したチョウを自分たちで作った
三角紙に入れる















ビンゴゲームでますみヶ丘のチョウを学習

 観察指導はミヤマシジミ研究会会長の中村と帝京科学大学の江田慧子専任講師と,江田研究室の専攻生2名が担当しました.

チョウの缶バッチ作り

ビンゴゲームの景品のオリジナル
バッグと自分で作った缶バッチ













帝京科学大学の江田慧子専任講師と専攻生

 13組の家族合計30名が参加して,好天に恵まれてみんな昆虫採集と観察を楽しみました.

2017年9月1日金曜日

辰野荒神山のミヤマシジミ観察会

熱心にミヤマシジミを撮影する参加者
 2017年8月26日に辰野いきものネットワークが主催,ミヤマシジミ研究会が共催して辰野の荒神山でミヤマシジミ観察会を行いました.
 当日は945分に辰野パークセンター前に集合,土田秀実会長挨拶,ミヤマシジミの解説(信州大学名誉教授中村寛志)のあと,辰野パークセンター下の遊歩道とたつの海南側の改修堰堤で飛び交う多くのミヤマシジミを観察しました.


 約25人の参加者は,盛んにカメラに収めていました.参加された方に記念にお渡ししたストラップ付の缶バッジ(事務局長の帝京科学大学の江田慧子講師作)は大好評でした.

翅にビークマーク(鳥に啄まれた跡)の残っているオスのミヤマシジミ
昨年,荒神山で撮影した羽化したてのメス
荒神山に生息する貴重種のミヤマシジミは,生息地の草刈り,チョウの見守りなどのおかげで生息環境もかなり良くなり,今年の1~2回目の発生はここ6年で最多となりました.特に一昨年改修工事が行われ食草が植えられた,たつの海南側の堰堤では多くの成虫を見ることができます.
土田会長の挨拶(辰野パークホテルとたつの海を背景に)
(中村寛志)