2022年5月25日水曜日

ミヤマシジミ初見報告

 

ミヤマシジミ交尾 伊那市
2022年5月20日初見(岡村裕会員撮影)

今年もミヤマシジミの季節がやってきました.今年は5月の天候が不順だったため発生が少し遅れていましたが,天竜川や三峰川土手の生息地では成虫が発生し始めました.

ミヤマシジミ♂ 伊那市
2022年5月24日(中村撮影) 

ミヤマシジミ♀ 伊那市
2022年5月24日(中村撮影) 


2022年5月1日日曜日

小谷村ギフチョウ・ヒメギフチョウの観察会(2022年)

 

ヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi
April 30, 2022

2022年4月30日(土)小谷村大網公民館で「おたりギフチョウ・ヒメギフチョウを守る会」の総会が開催されました.ミヤマシジミ研究会からは中村会長と江田事務局長が出席して,今までの調査結果とギフチョウとヒメギフチョウの見分け方などについて説明をして,特製絵葉書を配布しました.
守る会の総会の様子 今年度の活動計画などを話し合った

ギフ・ヒメギフ小谷村特製絵葉書

そのあと大網分校グランド裏の生息地でギフチョウ・ヒメギフチョウの観察を行いました.今年は雪が深くて4月20日はまだ林の中の塩の道は残雪に覆われていましたが,10日のちの観察会は残雪も消え晴天に恵まれて,多くのギフチョウとヒメギフチョウが舞うのを観察することが出来ました.

4月20日の生息地はまだ残雪
ヒメギフチョウ

残雪もなくなった4月30日の観察会の様子

ギフチョウ Luehdorfia japonica
April 30, 2022

大網地区はギフチョウとヒメギフチョウの混生地なので,この2種が同時に観察できます.観察会には子どもたちや関西から来たカメラマンなどを含めて20数名が参加して美しい春の妖精が舞う姿を楽しみました.さらに子供たちが卵塊も見つけました.

ウスバサイシンに産卵された卵塊 
ここではギフチョウもウスバサイシンに産卵するので,今はどちらか区別がつきません.

「おたりギフチョウ・ヒメギフチョウを守る会」の皆さんはこの時期のパトロールや保護を訴える看板の設置,生息環境の整備など自分たちの村に住む小さな蝶の命を守るための活動を行っています.